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連載コラム
『カウンセリングルーム ~LQP事務局に寄せられるコメントから~』

第1回「大掃除は、私の契約内容と全く関係ありません」

こんにちは。早いもので2016年も終わり、新しい年を迎えようとしています。

この時期おそらく大半の企業で実施されるであろう「大掃除」。皆様の会社ではいかがでしょうか。私はここぞとばかりに溜まった書類を片付けたり、いつもは行き届かない部分をきれいにしたりして、最後に新しいカレンダーを配置する…気持ちがすっきりするひと時です。

さて掃除の好き嫌いは個人差こそあれ、「職場の掃除」について皆様どうお考えでしょうか。掃除自体をサービス会社や特定の担当に委ねている場合もありますが、少なくとも自分のデスクや持ち場周りは、簡単でも掃除をするのは自然なことのように個人的には思います。

そんな中、「掃除は自分の仕事じゃない」という声が派遣社員や契約社員からちらほら聞こえてきます。もちろんごく一部ではありますが、「契約書に書かれていない」「入社時の説明にはなかった」というものです。
(ここで言う「掃除」は日常的な職場での簡単な整理整頓含む掃除、節目などに皆で行う大掃除のようなもので、「清掃業務」は除きます)

これまで何となく「みんなでやるものだから」で済んでいたことが、これも時代の流れでしょうか。労働者派遣法などの法令に対し、労使ともに敏感になってきたことが挙げられるでしょう。違法に契約外の業務を指示されトラブルになることも実際あり、数年前に大手派遣会社に一斉調査・是正指導が出たこともありました。そのような中、派遣社員の方も「自分の身は自分で守らないといけない」という意識からか、契約外のこと・不利益を被る可能性には敏感になっているのは致し方ないかもしれません。

そして「契約外の業務をさせてはいけない」のは、当然その通りで、今回その背景や詳細に触れるつもりはありません。ただ私が少し違和感を感じたのは、「契約に入っていないと掃除はしてはいけないのか」というところです。

普段は慌ただしく業務に取り組んでいる場所をメンテナンスする、例え短い時間であったとしても自分が過ごした場所をきれいにする・・・。雇用形態や就業期間の長短に関わらず、掃除というプロセスを通して、自分が仕事と向き合う姿勢も一緒に整えられるように思います。

もしかすると「付随業務」として契約に盛り込んでしまえば済む話かもしれませんが、もしここで、「契約外だからやらなくていいよ」と派遣先もしくは行政が言ってしまうと・・・彼らは、普段自分が「仕事」という生活の一部を過ごす場所を、掃除をすることすらなく、ただただ「契約内容の仕事」だけをすることを求められるだけになりかねません。

それが少しさびしい気がするのは私の個人的な感覚だとしても、彼らが今後、その企業の直接雇用の社員になった時、どのように考え行動するのか、少し心配になった年の瀬でした。

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『カウンセリングルーム ~LQP事務局に寄せられるコメントから~』

第1回「大掃除は、私の契約内容と全く関係ありません」
第2回「自分は役に立っていますか? Vol.1」
第3回「自分は役に立っていますか? Vol.2」
第4回「自分は役に立っていますか? Vol.3」
第5回「管理職のメンタルケアにも目を向けていますか?」
第6回「【採用難】時代の人事と現場のギャップとは」
第7回「コンプライアンスは誰のため?」
第8回「失って初めてありがたみが・・・」

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