コラム

新・雇用戦略No.9 ~新卒採用戦略~

11シーズン(2011年3月卒業予定者対象)の新卒採用は、昨年に引き続き"超氷河期"のまま経過している。大卒求人倍率は昨年値1.62倍から1.28倍へとさらに低下しており、一見採用側優位の状況に見える。しかし、ゆとり教育の弊害による学生の資質低下も叫ばれており、多くの企業が将来を担うコア人材の確保に動いているため、結果として一部の優秀層に内定が集中し、獲得競争はより激化している。採用活動の長期化もあいまって、企業の課題と負担はむしろ増加しているといえる。
さらに、採用競争の激化を乗り越えて社員を採用したとしてもそれで終わりではない。その先には更に大きなテーマが残されている。新卒社員の「早期戦力化」と「定着率向上」である。

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新卒者の採用にかかるコストは年々増加傾向にあり、一人あたりのコストが200万円を超えるケースも珍しくない。その一方で、三年以内の早期離職率は依然として三割と高い水準で推移している。

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離職によるダメージを防ぎ「新卒」を企業の一員である「社員」として定着させるには、入社してからではなくその前からミスマッチを防ぎ就業への納得性を高める取り組みが必要となる。
「新卒採用戦略」だけに留まらず、トレーニングと評価、キャリアパス明示など、一貫した採用戦略が求められている。

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