2018年11月下旬、栃木県の玩具商品企画製造販売会社様にて「管理職対象 職場のハラスメント防止研修」を実施し、31名の方々にご参加いただきました。
今回の企業様は、毎年同階層に対して研修を実施しており、今回のテーマを「ハラスメント研修」に設定されました。これまで社内で問題になったことは無いまでも、
パワハラ、セクハラ、マタハラ等の、ハラスメントを引き起こしてからでは遅い為、まずは管理職が事前に正しい知識を持つことで、ハラスメントを招かない職場づくりを期待されておりました。
そこで今回は、ハラスメントへの危機意識を持ち、部下や後輩に対して適切な指導をできるようにするための「職場のハラスメント防止研修」を実施いたしました。
受講者の皆様は、企業組織の在り方や社会常識を十分理解している方々でしたので、講師として大変やり易い研修でした。
特にハラスメント事例討議は全員活発に意見を述べて熱心に取り組んで頂きました。各人の考えはいろいろでしたが、ハラスメントに当たる事項を受講者が共通認識することで、ハラスメントは起こらないと思われます。
研修では、管理職として職場のハラスメントを防止してもらうために、実践的な演習を取り入れました。ハラスメント事例○×判定、ハラスメント事例グループ討議、ストロークリストアップ等。また、一方的な講義ではなく、随所に質問を投げかけ双方向のコミュニケーションを心掛けました。
ハラスメントのない職場づくりのために、管理職はプラスのストロークを出すことが大切だということを伝え、1分間の言葉のリストアップ競争をして頂きましたが、意外にリストアップ数の少ない受講者が多く、職場ではあまり言葉によるプラスのストロークを出していないのではと推察されます。この研修をきっかけにプラスのストロークをどんどん出していただければと思います。
今回研修にあたり、事前に窓口担当者様よりご要望をいただいた『ハラスメントは、自分が良いと思ってやったことでも、受け取り手がどう感じるかによって決まる。』というメッセージを受講者の皆様は念頭に入れ、ハラスメントを引き起こさないように自身を含め、チームマネジメントをしていただけることを願っております。
受講者の声
- 相手方有りきで事を考える事を、再認識しました。
- 管理職だけでなく、従業員全員が受講すべきものと存じます。
- 自分の思い込みや、まさかそんな事はないだろうと思っていた事の修正ができた。
- 指導とパワハラの違い、叱るについて気付きがあった。
- 実際に周りの人達がハラスメントをどのように捉えているかが分かる機会がであった。
実施スケジュール
※オリエンテーション
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講師 :青木 勝一
講師より
今後はハラスメントも原因の一つとなるメンタルヘルス不調をテーマとした「ラインケア研修」を人と組織のさらなる活性化のために、お勧めしたいと思います。
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