2018年5月中旬、東京都の鉄鋼関連課会社様にて「新人指導者対象 指導者育成研修」を2日間に渡り、複数会場で実施し、104名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、新入社員の指導に携わる社員に対して、部下指導に必要なマインド・スキルを、指導者全員で共有してほしいというご要望をお持ちでした。

そこで今回は、指導者として足りないスキルの見直し、後輩から信頼され理想的な指導者となるための「指導者育成研修」を実施いたしました。

受講者の多くは、指導者としての意識はあるものの、「通常の業務」を優先させてしまう方が多く、指導者として、担当する新入社員への働きかけが不十分である方が見受けられました。

よって、担当する新入社員を十分に理解し、自身の考えを正確に伝え、その上で新入社員の成長の為に必要となる目標を立てる。これが指導の基本となることを理解し、意識して取り組んでいただくことを、1日を通して指導いたしました。

研修の冒頭では、1ヶ月を振り返り指導対象者の状況把握と、自身の指導の振り返りを行いました。そこで、指導者間での情報共有の機会を作ることで、新入社員の教育への共通認識とモチベーションを高められるようにいたしました。

その後、現代の新入社員が育ってきた社会的環境を踏まえ、必要な社会人基礎力が備わっていないことを前提とした場合、どのように指導をすべきか考えていただきました。

具体的スキルとしましては、アンガーマネジメント(メンタルコントロール)として、怒りの感情の捉え方やコントロール方法を身につけていただきました。また、建設的なコミュニケーション(意思の疎通)を図るために、「アサーションチェックシート」を用いて、自身の傾向を把握し、タイプの違う相手とアサーティブなコミュミニケーションを図るためのフローを身につけ、ケーススタディを通して実践していただきました。

指導者として自分自身に足りないスキルを見直すことは、自身の成長にもとても大切なことです。とかく自分のこととなると甘えが出てしまうものですから、「後輩から信頼される指導者像」とはどういった姿なのかをイメージし、理想像に近づくことが出来るよう、常に意識して業務に臨んで欲しいと思います。

受講者の声

  • 初めての指導員なので、どのように指導していいか悩む事が多かったですが、怒りをコントロールして、傾聴する事の大切さが良く分かりました。アサーティブ・コミュニケーションも今後もっと上手に出来るようになっていきたいです。
  • これまでは無意識にコミュニケーションをとっていたが、「相手を尊重する」と言葉にすることで、意識的に行動できるようになると思う。
  • 指導する事の難しさを感じている中で、改めて考えさせられる事もあり、またアドバイスを頂いた事で実践していこうと考えています。
    アンガーマネジメントについては、仕事だけでなく、プライベートにも役立つと思ったから

実施スケジュール

※オリエンテーション

  1. 1か月経過時の情報共有
  2. 新入社員について現状と課題
  3. アンガーマネジメント
  4. 自己理解とアサーティブ・コミュニケーション
  5. 傾聴と共感と意思の疎通
  6. まとめ

講師写真

講師 :平野 裕子

講師より
研修時にて「指導されたいと思われる先輩像」についてお伝えし、指導する側がまず手本を見せるようにすべきであることを理解していただきました。ぜひ現場での実践を期待しています。

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