2018年10月中旬、埼玉県の人事行政機関事務局様にて「関東エリア課長補佐研修」を実施し、42名の方々にご参加いただきました。
今回の事務局様は、毎年各階層別研修を実施されており、課長補佐級の職員様に対して今年のテーマとしまして、「コーチング研修」をご検討されていらっしゃいました。対象職員様に対して組織のマネージャーとして多くの役割(部下の育成、他部署との調整、仕事の段取り等)を演じ、更に限られた時間の中で成果を上げられるようになってほしい。
という役割期待のもと、実施にいたりました。
そこで今回は、部下の育成スキルであるコーチングスキルを習得し、今後の期末面談や日頃の部下とのコミュニケーション力を上げるための「関東エリア課長補佐研修」を実施いたしました。
コーチングをご存じの方は全体の2割ほどでしたが、皆様真剣に聞いてくださり、また個人ワーク、ペアワーク、ディスカッション、発表と、すべて積極的に参加されていました。
全体としては、各地から別組織の皆様が集まっている特長を生かし、「初対面ならでは、仕事上のしがらみがない関係だからこそ」できる研修にいたしました。
また、コーチングが初めての方と、少しはご存じの方がいらしたことを考慮し、
・定義部分は簡潔に、具体的な事例やたとえを使って分りやすくする
・講義の時間が長くならないようにし、各自が考える時間(ワーク)、議論の中で自分自身の内面を深堀してコーチングへの理解を深める時間(ペアワーク・ディスカッション)、とバランスよく配分する
・研修だけで終わらず、明日からの各自の行動につなげる
の3点をポイントとしました。
ペアワークやグループごとの討議をふんだんに入れさせていただきましたが、皆様の積極的な参加姿勢によって、コーチングへの理解だけでなく、受講者様ご自身がご自分と向かい合い、内省も促進されていると感じました。お互いの発言に耳を傾け、意見を吸収しあうことで、日常の業務を見直されていることが印象的でございました。
受講者の声
- 研修生の発表に対し、一言必ずアドバイスをくださり説得力があり、とても良かった。
- 大変勉強になりました。実践的なコーチングができるよう、教えて頂いた事を活かしていきます。
- これまで、あまり意識していなかった上司・部下との接し方について今回の研修を受講により「コーチング」の必要性を感じました。(すぐ実践したいと思っております。)
- 研修の目標設定
- コーチングの理解
- コーチングのアプローチ
- コーチングスキルの習慣
- 今後の行動計画作成
- 今日のまとめ
実施スケジュール
※オリエンテーション
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講師 :昌子
講師より
今回の研修を経た後、数か月後に、振り返りの時間を設け、行動に対してフィードバックの機会があれば、さらに学びが深まると存じます。
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