研修の目的と当日の様子

2015年7月、都内においてコンプライアンス一日研修を実施、取締役以下部門長・拠点長合計41名が受講されました。

「コンプライアンス」という概念が日本に入ってきた1980年代、日本語では「法令遵守」と訳されました。語義の理解としては正しいのですが、コンプライアンスというのは法律さえ守っていればいいという誤った認識も拡がってしまいました。

研修の目的と当日の様子

企業の不祥事に対する社会の目がより厳しくなってきている昨今、法令遵守だけではコンプライアンスを推進していると胸を張ることはできません。
高い倫理観とリスクマネジメントの発想が定着していない企業は社会の信頼は得られないのです。

とくに有名企業だからこそ世間は実態以上にその動向に注目します。ブランドがある企業に対する世間の目は優しいばかりではないでしょう。しかしそれは市場で一定以上の地位を築いている著名企業の宿命です。小さなこともおろそかにせず、隙のない社風が求められます。

そこで今回のコンプライアンス研修では、

  1. 法令遵守を徹底するための企業風土づくりの発想と手法の共有
  2. 企業倫理確立のための経営幹部、管理職の意識のあるべき姿の共有
  3. 労働法規の解釈のあり方を確認し、ES(従業員満足)を向上させるための発想と手法の共有

の3点をポイントとしてカリキュラムを実施しました。

また、理解を深めるために

  1. 4人一組のチーム単位での討議と作業を主体とし、自ら考え自ら認識を構築する
  2. 原則と法規の要諦だけを押さえたテキストとし、基礎理解を徹底する
  3. 他業種他業界の事例を基に、客観的に自らをふりかえる

というスタイルを採りました。

上席管理者の研修、とくに大企業における社内研修では、残念ながら「研修そのものを軽んじている」「“オブザーバー”感覚で自ら参画しようとしない」「自分たちはよくわかっているからと右から左へ受け流す」ということも少なくありません。
これはコンテンツが甘い、講師の力量が不足しているということもあるのですが、なかなか上席管理職の研修というのは成立が難しいものです。

そんな中で今回受講の方々は討議でも作業でも手抜きが一切感じられず、すばらしいことでした。殊に役職が上の方ほど熱心に取り組んで下さいました。これは危機意識、当事者意識が既に管理者層に浸透している証明であると言えます。

上席管理者研修の成否の行方は

  1. 経営トップが社内の風土刷新を熱望しているか
  2. 経営トップがメリットを追求しているか
  3. 研修担当者が躊躇や遠慮を払拭できるか

にかかっています。今回の企業様はまさにこれらの条件を体現していると言えます。世間からの信頼を確立するための社内風土確立をお考えでしたら、ぜひこのカリキュラムによるコンプライアンス推進研修をお勧め致します。「よくわかる」「すぐできる」「必ず役に立つ」研修です。

受講者の声

  • 社内の常識、世間の非常識を客観的に考えられた。
  • 人として常識を知れた。
  • 他社事例など具体的な違反事例を入れての説明が、とても理解しやすかった。

実施スケジュール

所要時間 研修テーマ 実施形式
0:45 コンプライアンスとは レクチャー・グループディスカッション
0:45 職業倫理とコンプライアンス レクチャー・グループディスカッション
1:30 公共事業に関わるもののコンプライアンス レクチャー・グループディスカッション
0:30 個人のコンプライアンス レクチャー・グループディスカッション
0:30 CSRとリスクマネジメント レクチャー・グループディスカッション
1:30 時間管理のあり方 レクチャー・グループディスカッション
1:20 労働法と時間管理 レクチャー・グループディスカッション
0:10 まとめ -

講師:長谷川 孝幸 氏

これまでに400社以上の企業と官公庁・公的機関で、延べ23,000名を超える受講者の行動改善・業務改善のサポートを実施。

わかりやすいシンプルな講義、単刀直入な語り口で受講者に好評、企業からも「明らかに業務の進め方が変わる研修」としてリピートオーダーが多い。

受講者自身の悩みを解消し、受講者自身がよろこびを感じられる研修を企図。
自らの失敗体験も成功体験もさらけ出し、すぐに役に立つ改善のヒントを提供している。

長谷川孝幸講師による研修レポート

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