人事労務の総合ソリューションサービス:キャリアアセットマネジ株式会社

あのー、お弁当食べました

【失われた主語と述語】

新人研修をやっていると、よくこんな場面に遭遇します。「あのー、お弁当食べました」。
見ると、昼食を終えて、空のお弁当の容器を手にした新人が立っています。
まさか私にお弁当を食べたことを伝えにきたわけではないでしょう。
「で、何? ごちそうさまって言いにきたの」ときくと、「じゃなくって、ゴミ…」と言うわけです。
「ゴミどうしたの」とわざときくと、「ゴミ箱ないかなって思ったんですけど…」と返ってきます。
最初から、「お弁当の容器を捨てたいので、ゴミ箱がどちらにあるか、教えてください」と言えないのです。

相手が察してくれるのを待って、最後まで主語も述語も言わないのです。
家庭でも学校でも社会でも、常にお客さまとして扱われてきたから、目的語をボソッと言えば用が足りると思っているのです。
そんな人が多くなったため、「お願いをするためのトレーニング」が必要になりました。
「お願い」とは、単に「お願いします」を連呼することではありません。
主語と目的語と述語をひと続きにして、相手にお願いをする訓練です。

文章にしてみると簡単そうですが、相手を前にして口にしてみると、実に負荷を感じる行為だということがわかります。
自分をお願いする立場に立たせるわけですから、人の位置関係として非常に抵抗感を持つはずです。
お願いをするほうは、お願いされるほうに対して下流の立ち位置にあるからです。
サービス業などではまさにここが勝負どころで、お客さまにこうした抵抗感を感じさせないように、本来であればお客さまが口にするはずの言葉を、先取りして言ったり、行動を起したりすることに価値が生まれるのです。

会社というのは、ほとんどが依頼することで仕事が進むと言っても過言ではありません。
そう考えると、依頼することがいかに重要で大変なことであるかが理解できるはずです。
「お願い」に慣れないと大変ですが、一度身につけてしまえば仕事を進める有効なテクニックということが実感できます。
逆に言えば、「お願い」するだけで、他人に差をつけることもできます。
あなたのアドバンテージにできるものは、そこらじゅうに転がっているのです。

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