2018年2月上旬、長野県の機械関連製造業様にて「管理職層対象 コンプライアンス研修」を実施し、39名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、定期的に管理職・リーダー層に対してさまざまな角度から「コンプライアンス研修」を実施している為、「対象者は、労務関連については意識しているように思われるものの、全体的に認識が浅いものが多い」
という課題をお持ちでした。

そこで今回は、業務における様々な法令知識についての理解をはかり、組織コンプライアンスの強化することを目的とした「管理職層対象 コンプライアンス研修」を実施いたしました。

今回の研修では、次の三点を意識して実施致しました。

第一に、企業におけるコンプライアンス意識の向上について、「これくらい大丈夫ではないか」という個人の価値観が、コンプライアンス問題の発露となることを中心メッセージとして使用して実施を行いました。その上で、「一人ひとりの従業員が知っておくべきコンプライアンスの知識」と、「組織をマネジメントする上で知っておくべきコンプライアンスの知識」の二つのテーマを主眼として研修を行いました。特に、本研修の参加者が実際に部下を抱えた管理職の方々であったため、単なる法令知識の提供を行うのではなく、実際に起こりうる実務事例を交えて研修を実施いたしました。

第二に、講師の一方的な解説ではなく、一部アクションラーニング(受講者の方々への問いかけ)や個人ワークを行う形式で研修を進めさせて頂きました。これは、問いかけによる受講者の個々人の”気づき”を促すことで、受講者の皆様の知見の長期的な定着を狙いとしました。

第三に、単なるハウツーではなく、実践の厳しさに耐えうる強靭な基礎知識の提供に努めました。ハウツー的な素養は時代の変化とともに廃れます。他方、経験的研究に基づく基礎的知識は普遍的なものであり、今後も受講生の方々は、身につけた基礎的素養を実務に応用頂くことが可能です。

本研修の実施により、受講者の皆様が、組織の中でどのような役割が担えるのかについての知見の播種がなされたものと考えております。今回の研修を契機として、管理職の皆様が、企業の中におけるコンプライアンス意識を喚起させ、より適正な組織のマネジメントに繋げて頂けることを願っております。

受講者の声

  • 事例から問題、課題がためになった。もっと事例を聞きたかった。
  • 「これくらい」はどのくらい?人によって判断基準が異なる。勉強になりました。今回は2時間のショートバージョンでしたが、半日以上あった方が良いと思った。
  • 「間接的パワハラ」という考えは有りませんでしたが、今後はこの点にも気を付けたいと思います。

実施スケジュール

※オリエンテーション

  1. 職務におけるコンプライアンス
     1)問題となる職務上の法令違反
     2)見過ごしがちな備品の使用・管理にかかわる法令 他
  2. マネジメント上のコンプライアンス
     1)部下のマネジメントと法令
     2)労働時間管理にかかわる法令 他
  3. グループ・ディスカッション
     1)事例研究①:「企業の情報漏洩のリスクと未然防止」
     2)事例研究②:「長時間労働の原因と削減のための方策」 他
  4. まとめ

講師写真

講師 :落合 康浩

講師より
管理職の皆様の知見が高まることで、それが部下・後輩の方々に伝播し、コンプライアンスを遵守した組織形成に繋がりますので、定期的に自身・組織を見つめ直し、より良い職場環境の構築に努めていただけることを願っております。

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