2018年10月上旬、長野の鉄道バス関連会社様にて2日間に渡り「管理職研修」を実施し、40名の方々にご参加いただきました。

今回の企業様は、管理職に対して、2007年の組織改善により、コスト削減や売上利益の数字を重視しており、良い面がある一方で、マイナス面として「何でも我慢する」といった思考・習慣が今でも根付いており、「必要な投資」「やってみよう」というところに向きづらく、「何となく不安」感が漂っているという状況に置かれておりました。そのため、
・この11年で自分たちがここまで会社を成長させてきたことに自信を持ち、今は「転換期」として変化を前向きに捉えてほしい。
・またかつてはコミュニケーションが活発な組織だったので、良い企業文化をもう一度思い出し、自分たちがその風土を作っていくという前向きな意識を持ってほしい。 
というご要望をお持ちでした。

そこで今回は、管理者が行うべきタイムマネジメントの考え方の理解、スキル習得のための「管理職層対象 タイムマネジメント研修」を実施いたしました。

このたびはタイムマネジメント研修ではありましたが、ご要望のございましたウェイマネジメント、クレドマネジマントということについていささか長く時間を取りました。グループ経営理念・グループ経営指針より、「丁寧にかつ手際よく」ということができていないといけないということと認識しております。タイムマネジメントができなければ好もしいサービスも実現できないということを重ねて申し上げました。

競合優位の会社様ですと、どうしても攻勢ではなく守勢に回ってしまうことがあろうかと思います。それは市場優位企業の特権でもあり危険でもあります。危機感を持つというより一層のエネルギーを発露していただきたいと存じます。

運輸・輸送の業界は、製造業と共に工程(行程)の平準化が意識されている業界ではあります。一方で社内的な処理や作業、運行そのもの以外の業務の時間・行程・品質が平準化されているかというと、これはそうとも言い切れません。貴社は定時性を売物にする業界にあるのですから、あらゆる行動に定時性が担保されなければいけないと重ねて申し上げました。

現時点で一定以上の行動平準化ができていないと、今後いっそう構えが大きくなった時に組織全体が崩れてしまいます。グループ全体がさらなる発展をするためには、今のうちに時間管理による行動平準化を確立しておくことが必須であると申し上げました。

タイムマネジメントは、結局は「片づける」「時間を計る」「点検する」に尽きます。逆に言えばこれらを徹底すれば少なくとも表層に現れるムリ・ムダ・ムラは確実になくなります。瑣事の徹底が改良のポイントであると重ねて申し上げました。

「慣例通り・先例通り」というのは妥当性が高い正しいやり方ですが、一方で「本当にそれでよいのか」というクリティカルシンキングが管理職には求められます。「既存のやり方だからよい」ではなく「正しいからよい」というように発想転換していただくことで是々非々が徹底されます。クリティカルシンキングによる点検をさらに意識されますよう願います。

受講者の声

  • 講師の方の進め方が上手で退屈しなかった。後輩育成の教育に力を入れる事の意義(の共有化)と、その為にどうすべきか課題が具体化した。
  • 何となく知っていた事が論理的に整理して理解できて、有意義だった。今回は管理職研修でしたが、一般職も受講してもらいたい内容だと思いました。
  • 管理職だけでなく現場の人達にも直接聞いてもらいたい内容であった。そういう機会が是非あるといいと思う。
  • 部下の観察、会話を大切にしていきたい。

実施スケジュール

※オリエンテーション

  1. 経営理念と行動指針の具現化
  2. タイムマネジメントの意義
  3. タイムマネジメントの実際
  4. タイムマネジメントの人材育成
  5. 派遣社員を理解する
  6. まとめ

講師写真

講師 :長谷川孝幸

講師より
話を進めるスピード、作業に取り掛かるスピード、書き取るスピードなど、一つ一つの作業のスピードを高めることも、基本的なことですがタイムマネジメントに影響いたします。ぜひ日常的に時間を意識して、業務にあたられますことを願っております。

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